お知らせ

　甲南大学の入学宣誓式が2017年４月１日、神戸市東灘区の岡本キャンパスで開かれ、新入学の第67期生を迎えた式場に、旧制甲南高等学校や大学１～７期生らが出席しました。
甲南学園が、2019年の学園創立100周年に向けた記念事業の一環として、旧制甲南高等学校や甲南大１～７期生を招待。この日は、新入学は第67期生ら約2300人に交じり、午前の式に、卒業生ら93人が出席しました。

　式では長坂悦敬学長が挨拶の中で「きょうは卒業生も出席されている。社会に広がる甲南の卒業生のネットワークは私たちの大きな支え」と述べ、𠮷沢英成理事長は「きょういらっしゃる卒業生は60～70年以上ぶりの入学式。これは平生釟三郎先生がつなぐ縁。この甲南遺伝子を大切にしていきたい」と挨拶されました。式の最後の学園歌斉唱では、卒業生が一番堂々と歌われている姿が印象的でした。

　式の後は、５号館のカフェ・パンセで大学同窓会主催の昼食会が開かれ、卒業年ごとにテーブルを囲んで思い出話に花を咲かせました。会場には、招待年次の卒業アルバムも置かれ、みなで懐かしそうに見入っていました。卒業生代表で挨拶に立った旧制高等学校（第17回）卒業生で、第５代甲南大学長の衣笠茂さん（９４）は「約80年前に入学した時は同級生が70人でした。平生先生の教えは今もよく覚えています。きょうはとても感慨深い」と笑顔で話されていました。卒業生は、来年以降も入学宣誓式に招待される予定です。

（広報部長　冨居雅人）