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同窓会事務局

「オール甲南の集い<ONLINE>2020」が開かれました

2020.11.02

甲南大学同窓会と甲南学園との共催による「オール甲南の集い<ONLINE>2020」が10月25日、開かれました。年初からの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、例年の岡本キャンパスでの開催を断念。インターネット上でのオンライン形式で企画されました。この日、ホームページの閲覧者数(ページビュー)は約8600を記録し、全国各地、世界各地からのアクセスで、同窓生が思いを一つにする時間を過ごしました。

本年は阪神・淡路大震災から25年、来年で東日本大震災から10年の節目にあたり、日ごろからの心構えを説いた学園創立者・平生釟三郎先生の遺訓「常に備えよ」の言葉をテーマに掲げ、さまざまな災害が多発する混迷の時代を乗り越えるために、甲南の絆を結び、広げながら生きていく標を探す機会にと催されました。

この日は、母校を望む六甲アイランドのホテルにスタジオを設け、午後2時に動画共有サービスYouTube(ユーチューブ)でライブ配信を開始。冒頭、甲南学園の長坂悦敬理事長が「昨年、100周年を迎え、今年は甲南の新世紀が始まった。今回はコロナ禍でオンラインとなったが、全国と、世界とつながることができる。甲南の絆をもって、このコロナ禍を乗り切っていきたい」とあいさつ。続いて甲南大学の中井伊都子学長が「10万人を超える同窓生を育んできた甲南の教育が、コロナ禍で根底から見直しを迫られている。早くキャンパスで教員と会い、友と触れ合い、学び合う場を取り戻したい。大学教育の在り方が問われる今、甲南ファミリーに連なる皆さまだからこそ伝えていただける声を、ぜひ寄せていただきたい」と述べました。また、大学同窓会の丹羽一郎会長(S51経)は「平生釟三郎先生の遺訓を胸に、これからを生きるヒントを得るひとときにしたい」と呼びかけました。

続いて、例年は各地の甲南会代表者を結んで交流する「全国甲南会」を、オンラインならではの取り組みとして、海外の甲南会とも結ぶ「世界甲南会」として開催。シドニー、シンガポール、インドネシア、テキサスも参加するなど、計28甲南会がオンライン上で一堂に会しました。司会の藤田貴子さん(H17文)がインタビューする形で、海外の甲南会代表者らが、活動の現状やコロナ禍での暮らしについて語りました。

続いて、東北大学災害科学国際研究所 地震・津波リスク評価寄付研究部門のプロジェクト講師を務めておられる保田真理さん(S55文)が「『いざ』に備えて『いま』を生きる」と題して基調講演。「人間は備えたこと以上のことはできない。これまでの人生のピンチを支えてくれたのも甲南の仲間だった。人のつながりも備えの一つ。自然は複雑で不確定。平生先生の言葉にあるように、十分に備えておくことで、減災力を個々人で高めてほしい」と呼びかけました。

基調講演の後は、音楽を通じて各地の災害被災地支援に取り組んでいるシンガー・ソングライターの八神純子さんが、ピアニスト宮本貴奈さんとともに登場。「被災地の心をうたにのせて」をテーマに、「思い出は美しすぎて」「みずいろの雨」などのヒットソングをはじめ、東日本大震災で親を亡くした女性との交流から生まれた「1年と10秒の交換」などを披露し、最後には阪神・淡路大震災25年への思いを込めて、被災地で歌い継がれている「しあわせ運べるように」を切々と歌い上げました。

八神さんは「今回のようなオンラインのつながりは、会場や人数に制限がない。コロナ禍がなかったら気づかなかったいいこともいっぱいある。この時代をポジティブに考えて歩んでいきたい」と語りかけました。

そして、最後に大学同窓会の鳥井信吾副会長(S50理)が「コロナ禍では生命と経済を天秤にかけるような状況が続いている。こんな時に甲南大学同窓会は何ができるのか。夏には『コロナに負けるな!大抽選会』を実施し、4105人の参加があった。そしてこのオール甲南の集いでは平生先生の『常に備えよ』を刻みながら皆さんとともに行動する同窓会として、コロナに打ち勝っていきたい」とあいさつし、学園歌をそれぞれの場で斉唱し、2時間余りのプログラムが終わりました。

オンライン形式で開催した今年の「オール甲南の集い」は、ライブ配信とは別に、大学同窓会のホームページ上で、「KONAN ONLINE GALLERY-甲南の魅力再発見」と題して、文化会や体育会各部の同窓生の活動や大学同窓会の過去の活動などをさまざまな角度から紹介しています。ぜひ、大学同窓会ホームページで、ご覧ください。

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