同窓会事務局

　甲南大学の2023年度入学宣誓式が4月1日に岡本キャンパスで開催されました。今年度の新入生約2300人が、体育館で3回に分かれて式に臨みました。

　中井伊都子学長が「大学での学びは受け身でなく、学生と先生、学生同士で学び合い、高め合うのが醍醐味。さまざまな考えと出合い、学びを深めて予測不能な個の時代を読み解く力を磨いてください」、甲南学園の長坂悦敬理事長は「常に備えよ」「正志く強く朗らかに」「共働互助」の言葉を挙げ、「これらの言葉から見えてくる創立者平生釟三郎の哲学〝平生フィロソフィ〟のもとで、世界に通用する人物になってください」と語りました。

　大学同窓会の丹羽一郎会長も歓迎と祝いの挨拶に立ち、「旧制の時代から数えると会員は11万人を超える。卒業生の活躍はどの大学にも負けないものがあると思っています。皆さんは今日から同窓会の学生会員。同窓会では各キャンパスで皆さんの日々の食生活を応援しようと、100円で朝食や昼食を提供しています。ぜひ食べて、学業に励み、充実した学生生活を送ってください」と祝辞を述べました。

　今年はキャンパスの桜が卒業式（学位授与式）の日に満開を迎えていましたが、花冷えの日が続いて、入学宣誓式でも咲き誇る花々が門出を祝っていました。